日々ちょっとずつ進んでいる。
そう思わないとしんどい。実際、自分がなぜ漠然となにもないと思うのか、なにと比べているのか、その対象は妥当なのか、なんかよく分からないけれど、きっと大学生活で出会ってしまった自由と、気持ち。強烈な感情に焦がれている。
一昨日、美術館へ行った。今日バスの中で、西洋美術の時代区分を調べた。案外留年中に受けた西洋美術の授業から覚えていた。
風景画をひたすら見ていた。ひたすら、その絵と向き合った自分の感想のことを考えていた。
惹かれた絵は、なんて自然を感じられて、そして膨大な空間、きっと1人で静寂だと思った。自然が発する音以外。
きっと水に跳ね返る夜の光は、眩しすぎるし、静寂がちょうどよすぎる。
自然の匂いがする気がして少し深呼吸してしまった。
効きすぎる空調と人の匂いしかしなかった。
東京はどこも臭い。
いつも強烈な眠気とたたかってる。
大学生活の最後のほうと、最近までずっと。
もしかして新しい何かなんてもうないんだろうか。
なにかに焦がれている。